道内の山歩

西山(樽前山)    05 10 02

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錦岡から樽前山の西山を目指しました。
国道から樽前ガローの看板を右折し直進します。
最後は林道のような道路状態となり、森林管理署の施設がある広場が登山口です。
ゲートが3ヶ所あったので、広場に居た人に登山口を尋ねました。
その人は険しい顔で「林道は倒木だらけで重機が作業している。」
「この道は熊が何匹も居て鈴を鳴らしても寄って来る。」
「モラップの方だと安全だからそちらへ回れ」とのことでした。
今回メンバーが揃っているので、倒木と熊の件は棚上げしました。
登山口のゲートは左側と判断しました。
そのゲートを、我々が身支度している時、パワーショベルを乗せた大型トレーラーと大型トラックが通過して行きました。
林道はよく整備され倒木はありませんでした。
鹿の足跡はやたらとありましたが熊の痕跡は一切見かけませんでした。
でも、後から考えると、単調な林道歩きに対し、適度な心理的刺激があり、適度な緊張感が持続して、退屈せずに済みました。
歩き始めの頃は所々に台風被害の広い倒木地が広がっていました。
道端には、エゾゴマナ、エゾノコンギク、アキノキリンソウが咲いていました。

樽前林道を標高263mの唐沢林道との十字路まで歩き、そこを左折です。
唐沢林道は標高120mの三叉路で樽前林道と分れたものが再度263mで交差しているのです。
唐沢林道はほぼ直線の林道で、えらく長い見通しの直線路が有りました。
両脇のあちこちでツタウルシの紅葉がみられ、道端はヤマハハコが増えてきます。
唐沢林道の両脇の森林が消えると樽前山の斜面が現れます。
斜面取り付きの道端は高山植物が紅葉しており、山頂まで続いていました。
斜面を登るにつれ、前には樽前山の溶岩ドーム、後は太平洋の海岸線が広がります。

最高の絶景の中、直登の登山路を上り詰めると西山でした。
頂上には火山測候の無人施設があり、樽前ヒュッテ側からの人達で賑わっていました。
山頂からの展望は大パノラマでした。
特に溶岩ドームは大迫力です。
その他、恵庭岳・支笏湖・羊蹄山・白老岳・ホロホロ徳舜別などくっきり見渡せました。
下り斜面では寄り道をして、高山植物の紅葉が堪能できました。

なお最後に林道終点近くで、大型トラックに抜かれました。
帰って来ると登山口の広場で、水を汲んでいる人たちが居ます。
この広場の水は涌き水で、美味しく、混雑していないので、よく汲みに来てるそうです。
たしかに、水はまろやかで、水道水に比べ美味しい気がしました。
朝の人物は森林管理署の関係者だと思い込んでいましたが、そうではなく水汲みに来ていただけの人だったようです。
鈴を鳴らしても寄って来る熊などめったにいるものではありません。
温泉は苫小牧錦大沼公園アルテンの中にある温泉「ゆのみの湯」。
新しく立派でいかにも建築費をつぎ込んだという造りです。
露天風呂は黄土色で塩からく、これだけでも価値があります。
洗い場も余裕のある数と造りで600円はお得です。

札幌出発(一般道経由)     7:00
樽前山西山 山歩開始      9:15
十字路            10:15
斜面取り付き         11:45
樽前山西山 山頂到着     12:30
積丹岳下山開始        13:15
斜面取り付き         13:40
十字路            14:30
登山口帰着          15:30
    苫小牧温泉 錦大沼公園アルテン「ゆのみの湯」            




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札幌山歩(さっぽろさんぽ) ゆったり山歩で自然と仲間

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